笑いの力の素晴らしさ。
ラフター(笑い)ヨガで乳癌を克服。 世界を股にかけてラフターヨガの素晴らしさを伝えて歩いている「山口なす子」さん 札幌にも何回も来て頂いて私の先生でもあります。 先日自分の体験談の寄稿が有りましたので紹介させて頂きます。 人って一生の中で善いにつけ悪いにつけ決して忘れられない出来事というのが幾つかはあるものですよネ。 恋愛や失恋・夫婦や家族の事・仕事の事や社会的活動で褒められたり罰を受けたり…そうそう病気になったりとかも… 私は60代の後半ですが、ある時大変な病魔に罹ってしまいました。自分は健康でそんな病気にはならないと信じていましたから そのショックは大変なものでした。それまで順調だった生活はもろくも崩れていきました。不安と恐怖の泥沼に落ちていくような毎日…。 しかし時間が経つと少しずつ健康の有難さや病気の原因を考えるようになり、家族や友人の思いやりに気ずき、改めて生きる意味 などを考えるようになりました。 落ちるところまで落ちたんだからもう一度立ち上がって最後の力で やれる事があればそれをやってみたいと強く願っていました。 そんなふうに少し前向きに病気をとらえる様になったら神様から贈り物が届いたんです。そのプレゼントは「笑い」でした。 そんなわけで今日は私が「笑い」に出会って、病気になる前よりもずっと幸せになれた話をチョッとしてみようかナと思います。 2007年5月08日午前10時!「乳癌ステージ?Bの告知」を受け私は茫然自失に陥り、奈落の底に突き落とされました。 不安と恐怖に怯えた毎日の生活が始まったんです。身体的な変化はもとより精神的にも引き籠り状態で全ての社会的な仕事も 全部お断りしたんです。口を開けば「どうして私が………???!!!」と文句ばかり。 しかし人は絶体絶命の苦しみの極致にあった時こそ一筋の光明を見出すんですね。 長い長い抗がん剤の治療の後、大手術を受け静養するために東京の病院に入院していた時です。 奇跡はこの頃から始まっていました。 2000人も看護師のいる19階建ての大病院の中にたった一人私が教えた鶴岡市立看護学校出身の生徒がいたんです。彼女は偶然にも 私の病棟を訪れました。翌朝彼女は駅で私が頼んだJapanTimesの英字新聞を買ってきてくれました。ページをめくるとそこに小さい 記事ですがラフターヨガの創始者M.カタリア師初来日の記事が載っていました。 Laugh yourself healthy!(笑いなさい。そうすればあなたは健康になれる!) この見出しを見たとき私は背筋がザワッと震えました。写真のDrカタリアの目が私を招いていました。「来週日本に行くから僕と会いましょう」 何かに取りつかれたように私は事務局のメアリーさんに電話で申し込みをしていました。そして2008年3月、初めて私はDrカタリアと会ったのです。 このラフターヨガリーダー養成講座に参加していた方たちとの出会いも奇跡的です。通訳は杉浦彰さんそして斉藤真一郎さんや堀かしこさん、 一番印象深いのは川口有君。日本が笑いのある社会にするためにと大手会社を辞職しムードメイク社を設立するという。こんなに高い志を 抱く若者がいたことに感動します。望月佐知子さんの目力も印象的です。それもそのはず!!!今は彰さんのベターハーフで二人は結婚されました。 この時誰も社団)ラフターヨガネットの同志になるとは思っていなかったのですが、後に実業家のゴンジさんが加わり7人が日本で唯一の法人格を持つ 「ラフターヨガ・ネット」設立時の理事に就まり日本の「笑い」を真摯に牽引しようと日夜活動していることは素晴らしいと思います。 本当の奇跡が起きました。その年(2008)の8月オーストラリアのメルボルンでティーチャー養成講座が開催され、日本からしんさん・かしこさんと 私アマゾンの3人が参加しました。NZ・USA・UK・はじめヨーロッパ各地からのラフターラバー達30人のエネルギーは凄いです。だから私は世界の人と 一緒に笑うのが好きです。その講座は皆につられて失神するほど笑いました。自分の身体が何だか軽くなっていくのを感じながら…。 5日間冬のメルボルンで思いっきり笑い真夏の日本に帰国してすぐ病院で検査を受けました。 9月3日の事です。主治医が私に診断結果の書類を見せながら興奮して言いました。「なすこさん!凄いよ!!癌が全部消えたぁ~!!!」 この時私は「アポトーシス(がん細胞消滅)」という言葉を初めて知りました。「10万人に1人の奇跡に近いんだよ。」いいえ私には正に奇跡です。 癌を告知された時すごく泣きました。そして癌が消えた~と言われた時ももっとすごく泣きました。告知された時の涙は灰色の涙でしたがアポトーシスの 涙は虹色だったんではないかな?そしてこの不思議な出来事はその後も色々な奇跡を起こしつずけています。私は今日本の各地に行って「笑い」を 広め多くの苦しんでいる病人・震災のトラウマ・社会人・障碍者・貧しい人々の中に入って行って、神様からもらった「笑い」のプレゼントを届けています。 もしあの時東京の病院で教え子に会わなかったら…?あの日の英字新聞を買ってきてもらわなかったら…?Drカタリアに会おうと思わなかったら…? もしメアリーさんが受け入れてくれなかったら…? ティーチャー講座でメルボルンに行かなかったら…?社団の仲間に会えなかったら…? どんなことにも偶然はないという。みなあうべき必然性が引き合わせているらしい。私がこれから全身全霊かけて「笑い」に取り組んで行くとしても、私が 8cmの乳癌に侵され苦しんだ事があったからこそこの道に辿り着いたことを決して忘れてはいけないし、多くの人の関わりがあってこの素晴らしい出来事 が起こったことに感謝し、今後も心を磨く学びを積み重ね、「笑い」のパワーを信じて歩みを進めていこうと思います。Laughter is the best medicine. 今は素直に乳癌になったことに感謝しています。(完) みなさん~~大いに笑いましょう~~ わっはっはっは~~ヤッタ~ヤッタ~イエ~~イ!!
by ecodream
| 2011-10-23 21:59
| 笑い
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